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クリニックニュース・雑誌掲載

クリニックばんぶう 2月号に再び掲載

クリニックの総合情報誌「Clinic BAMBOO」2月号のクリニックレポートとして紹介されました。

「Clinic BAMBOO」2月号 「Clinic BAMBOO」2月号

★記事抜粋
---簡単に、時に楽しく、患者の自発性を引き出す指導
糖尿病治療の柱の1つとなるのが食事療法。
同院では診療所ながら常勤の管理栄養士を配置し、栄養指導に力を入れている。
何よりも心がけているのが「簡単」であること。
一般的な栄養指導の際に用いられる食品交換表に 抵抗を感じる患者は少なくない。そこで1ヶ月のうち3日間雄の食事を記録した「献立メモ」を持参してもらい、その食事内容から工夫できる点をアドバイスするなど、実践的な改善方法を指導している。
また記録をつけさせることは、患者本人が自分の食生活の現状と問題点を自覚することにもつながるという。ただし、中には献立をメモすること自体が煩わしいという人もいるため、同院では携帯電話の写メール機能を利用した指導も行う。
食事を撮影し、メールで送信すると、管理栄養士が画像をもとに栄養評価をしたり、食生活の傾向を把握したうえでそれに合わせた指導をするというもの。食事療法のハードルを低くすることで、治療の中断を防ごうというわけだ。
昨年末には、同院で組織している糖尿病の患者会活動の一環としてランチバイキングを開催。「管理栄養士のアドバイスを受けながら料理を選ぶことで、外食時に注意すべきことを実践的に学んでいただき、交流も図れる楽しい会になりました」と、吉政院長は成果を語る。


---治療の継続と予防医療には専門医のいる診療所が不可欠
「生活習慣病の患者さんは働き盛りで多忙な方が多い上、痛みなどの深刻な自覚症状もないため、いくら『健康のために続けてください』といったところで、達成感や満足感が得られなければ続けるのが難しくなるのは自明の理。患者さんに『今月も診察に来てよかった』と感じてもらうことが何よりも大切です」と語る吉政院長。
ビジネス街での立地は、生活習慣病を抱える働き盛り世代の利用を考えてのこと。口コミなどで徐々に患者数は増えているものの、病院からの「逆紹介」はなかなか進まない。
「かかりつけ医としての診療所はもちろん必要です。同時に、糖尿病のみならずさまざまな慢性疾患の専門医のいる診療所が、その土地の住民の年齢構成や地域性にあって配置され、病院連携・診診連携が円滑に機能するような社会をつくることが求められますし、今後必ずそうなっていくはずです。
4月から特定健診・特定保健指導が開始されますが、予防の観点からも専門医のいる診療所の存在は重要だと思います」(吉政院長)

病診連携の新しい形づくり。その先駆けとならんとする決意は固い。

 

地域医療の情報誌「メディカル・パートナリング29号」に掲載

地域医療の情報誌「メディカル・パートナリング」29号に、専門医の「生活習慣病クリニック」として紹介されました。

メディカル・パートナリング」29号 メディカル・パートナリング」29号
※写真をクリックすると、記事がPDFで開きます。

★記事抜粋
---充実した食事指導が生活習慣病対策の要
糖尿病と同じように長期的治療が必要な高血圧や高脂血症など、生活習慣病全般を診ることを表明するために、同院の看板は「生活習慣病クリニック」を掲げています。
スタッフは看護師が4名、事務スタッフが4名、管理栄養士が2名交代勤務し、それぞれ2名、2名、1名の体制をとっています。特に管理栄養士による食事指導については、「生活習慣病対策の要」(吉政先生)と重要視しています。

同院での食事指導は、血糖値などの検査と診察の後、管理栄養士が約30分~40分かけて行います。
もっとも時間を割くのは「献立メモ」のチェック。標準的な食事をした3日分の朝・昼・夜の献立内容を記入して持参してもらい、その場で管理栄養士がカロリーを計算、栄養素の過不足などを指導します。
「安定期の患者さんは1ヵ月ごとの来院なので、そのうち3日分というのは大きな負担ではないようです。
書くことで食べたものを思い出し、反省したり、励みにしたりできますし、私たちに見せることが、いい意味でのプレッシャーになるんです。」こう語るのは管理栄養士の田中久美子氏です。
患者の多くは男性で、献立メモへの記入も奥様任せの人がほとんどなので、初診時などには同伴してもらい、献立のポイントなどを一緒に説明します。
指導に馴染んでくると、管理栄養士宛の質問やメッセージを献立メモに添える奥様もいるそうで、そうしたやりとりや家族の協力が、食事改善に効果をあげているようです。


---患者さんの行動変容を見守り、支える姿勢
このような同院の方針をよく表しているのが、「続けやすさ」「簡単さ」に配慮した「赤・青・黄ダイエット」です。
赤はたんぱく源、青は野菜、黄はその他の食材で、3色あわせて1色400~600kcal、1日3食で1600kcalでバランスをとるという考え方に基づくダイエット方法です。
主食の量や油を控えるなどの注意事項はありますが、面倒なカロリー計算を不要にするなど、手軽にとりくめるように工夫されています。
「ただし、基本的な食材の量とカロリーは感覚でつかめるように、計量は自分で行う習慣づけを勧めています」と田中氏。
患者さん自身の自発的な取り組みを重視するのも同院の方針です。


---意識改革を支援するメンタルなサポートも不可欠
同院に来院している患者さんのなかには、他の医療機関での治療後、「なかなかよくならない」ということで受診した人もすくなくありません。
生活習慣の改善や辛い食事制限などに我慢できず、つい「ラクな治療」を求めて医療機関を転々とするのは生活習慣病患者さんの特徴だとも言えます。
とはいえ「どこで受診しても、効果はすぐには出ないもの。
症状と治療方針を納得してもらい、いかにモチベーションを引き出すかの工夫が重要です。
ときには知識や理論でなく、感情に触れる話をすることも大切で、それができるかどうかも、専門医の技量ではないでしょうか」という吉政先生。
このまま放置したらどうなるか、心臓病や脳卒中のリスクなども含めて説明し、不摂生を続けた場合のデメリット、予防や早期治療のメリットなどを時間をかけて説明するとともに、まずは「できること」から始めていくと言います。
「本人が我慢や努力の必要性を悟り、『お酒は好きだけど、週に2日なら控えられる』、『運動は苦手だが、散歩から始めてみよう』などと言い出すように導くこと」を大切にして、個々のライフスタイルや性格に応じた治療プログラムを提案します。
また、これらの患者さんをサポートする「健康教室」や「糖尿病教室」を定期的に開催するなど、「専門医のいる診療所」ならではの取り組みを実践 するとともに、院内に医学情報や医学書の閲覧コーナーを設け、自由に利用できるように開放しています。
吉政先生には、医院を単なる治療施設というだけでなく、「生活習慣病の患者さんに情報拠点として利用してもらう」という狙いもあるようです。


---意治療継続のための多彩なリソースを揃えたい
さらに多様化する患者さんのライフスタイルに合わせた予防・治療法を提示できるように、「さまざまな選択肢を用意できる専門性と、地域全体で生活習慣病対策を進めていくために他の医療機関との連携を進めること」も、今後の課題だと語ってくれました。