「いつまでもデブと思うなよ」 岡田斗司夫 著
栄養士・サプリメントアドバイザーコラム
この本ではレコーデイング・ダイエットと称して、「食事記録する」ことを積み重ね、食行動を自分で管理できるようになるのが目的のダイエット法が紹介されています。
その中味というと・・・筆者の元体重117kgから現体重67kgまで、1年で50kgの減量成功という実体験を軸に、筆者が苦手な運動(ある段階まで)や食事を我慢する(単一の食事で総カロリーを減らす等)という方法はいらない!というもの。
もちろん栄養の偏りも、ある程度解消されるよう考慮されてます。
(糖尿病など食事療法が必要な方は例外です)
けれど実践していくには、いかなる時も「食事記録する」ことを積み重ねていくことが大切!大前提である!
ということが強調されています。
挫折時期の解消法も、やはり「”食事記録”があるから乗り越えられる」と書かれています。
つまり「食事記録」が自分の食行動を明確にして食管理をしやすくしてくれる。
そして自分に合ったカロリーダウンの方法を導きだしてくれるという考えに基ずいているのです。
また実践しやすいように、ダイエット達成までのプロセスを飛行機の発進プロセスになぞらえ
●助走・・現状を知る時期
●離陸・・カロリーを計算してみる時期
●上昇・・カロリーを制御する時期
●巡航・・ダイエットによいと言われる事を試してみる時期
と4つの段階で順をおって進めてくれているので、あやふやになりがちな「自分がどの段階でつまずいているのか」もすぐ分かります。
ダイエットの楽しさも苦しさも正直に語られているので、どんな方にも共感できる部分があり、「私にもやれるかも?」と思わせてくれる1冊です。
栄養学の知識もところどころに盛り込まれ、現在ダイエット実践中の方にも役立つ内容です。