内分泌内科
甲状腺の病気(バセドウ病や慢性甲状腺炎など)や、ホルモン異常で起こる高血圧などを診ています。
内分泌疾患
バセドウ病や慢性甲状腺炎とならんで甲状腺腫瘍も大切な甲状腺疾患です。甲状腺にも良性腫瘍と悪性腫瘍があります。 良悪性を鑑別する精度の高い検査が穿刺吸引細胞診です。
今までは京都市立病院に依頼しており患者様に手間をおかけしていましたが、2009年の5月より当院でも検査が可能になり、甲状腺腫瘍の診断が総合的にできるようになりました。
甲状腺の病気は、安定するとお薬での治療も難しくありません。しかし、長期間お薬を飲み続けても治らない場合や、妊娠を望まれるときなど、注意が必要な場合もあります。
またホルモン異常による高血圧は見過ごされやすく、適切な治療が遅れる場合があります。内分泌専門医の診療が望まれるゆえんです。
男性ホルモン補充療法
女性の更年期障害は閉経後のホルモン不足によるものです。
男性も年齢と共に男性ホルモンの低下が進行していきます。
男性ホルモンの不足による症状はわかりにくいものが多いのですが次のような症状に思い当たることはありませんか?気分がうつ、集中力の低下、不眠、顔面紅潮や発汗、筋肉量や筋力の低下、体脂肪やBMIの増加(肥満)、骨密度の低下(骨粗鬆症)などこれら症状の原因は男性ホルモンの低下が原因かもしれません。
特に次のような病気の方は男性ホルモンの不足を来しやすいと言われていますので、 是非一度検査を受けられることをお勧めします。
- ・下垂体腫瘍の手術を受けられた方
- ・男性ホルモンの生合成や代謝に影響する薬物(例えば、ステロイドなど)を長期飲んでおられる方
- ・慢性腎不全や血液透析をうけておられる方
- ・閉塞性肺疾患(喘息など)、糖尿病の方 などです。
男性ホルモンの不足がはっきりしますと、男性ホルモン補充療法という、お薬による治療が出来ます。
一度、内分泌代謝科専門医に相談なさることをお薦めします。