第四回 平成19年8月4日(金)<終了>
テーマ:「糖尿病と心臓病」(弁慶会発足特別記念講演)
講演者:京都市立病院循環器科CCU部長 松原欣也先生
「糖尿病と心臓病」では、虚血性心疾患(狭心症や急性心筋梗塞など)は糖尿病の大切な合併症であること、特に高血圧や高脂血症を同時にもっておられる方はさらに注意が必要であることが強調されました。
これらの疾患の治療をきっちりやることが心臓病の予防につながります。
しかし不幸にして心臓病を発症した場合は、早期の診断と適切な治療が必要です。
安定期の狭心症では、普段はかかりつけ医の診察を受け、症状が変化した場合は専門医に相談をする病診連携のシステムを利用することが有効です。しかし、急性冠症候群(不安定狭心症や急性心筋梗塞)の場合は、すぐに救急車を呼び緊急の治療を受けることの重要性を松原先生は強調されました。