サプリメント(栄養機能成分)の取り扱いをはじめました
当院ではサプリメント(栄養機能成分)を6種類販売しています。2つの領域に焦点を絞ったラインアップです。
1つ目はアンチエイジング(抗加齢)。加齢とともにかかりやすくなる病気、例えば、肥満、糖尿病、メタボリックシンドローム、生活習慣病、ガンなどを予防することです。
2つ目は“腸内フローラ”(腸内細菌叢)が関係している病気です。
これら2つ領域はその基礎になる科学が急速に進んでいます。
それにもかかわらず加齢に伴う病気の予防や“腸内フローラ”を整える対策として医薬品がありません。
一方でサプリメント(栄養機能成分)はそれらの分野を対象としたものが開発されています。
それらを中心にそろえました。
調剤薬局やドラックストアで購入するのと同じですので保険証やカルテを作ることもありません。
NRサプリメントアドバイザーの資格を持っている管理栄養士が、月曜日、水曜日の午前中、また不定期ですが土曜日午前中も相談に応じます。
また院長にも気軽に声をかけてください。
サプリメントの選び方
エクオールは大豆イソフラボンの進化形
更年期の女性を悩ませるのは顔のほてり(ホットフラッシュ)などの更年期障害や骨が弱くなることです。
これらに有効なのは女性ホルモン補充療法なのですがWomen’s Health Initiative (WHI)の報告以来女性ホルモン剤の使用は難しくなりました。
エクオールは大豆イソフラボンが腸内で乳酸菌により発酵を受け産生されます。もともとイソフラボンは女性ホルモン様の作用を持つことが知られていました。
そのため更年期障害や骨粗鬆症への効果が期待されましたが予想に反し有効性が証明されませんでした。しかしエクオールそれらへの効果が明らかになっています。
いわばエクオールは大豆イソフラボンの進化したものです。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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エクエル | 1ヶ月分¥4,320 |
ソイチェックをしませんか?
大豆に含まれる大豆イソフラボンが、腸内細菌の働きによってエクオールを作ります。
エクオールは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするため、特に女性特有の不調を和らげる働きがあるといわれています。
更年期障害、骨粗鬆症、肌の乾燥などの女性特有の不調改善だけでなく、メタボリックシンドロームの予防、がんの抑制などにもよい研究結果がでています。
ただ腸内細菌の状態で作れる人と作れない人がいるため、まずは作れているか確認することが大切です。
ソイチェックという尿検査で、簡単に尿中エクオールを検査できます。
まずはソイチェックから始めてみませんか?
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
検査名 | 価格 |
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尿中エクオール検査 | 1回分¥4,100 |
期待されるレスベラトロール
フランス人は相対的に喫煙率が高く、飽和脂肪酸を豊富に含まれる食事を摂取しているにもかかわらず、冠動脈心疾患の罹患することが比較的低い、と観察されていることを「フレンチバラドックス」と言い、赤ワインが心疾患の発症率を下げることを推定した説明が反響を呼びました。
レスベラトロールは、この赤ワインに含まれるポリフェノールの一種です。
その他ブドウの皮、マンベリー(桑の実)、ピーナッツの皮に含まれています。
SIRT1(サーチュン遺伝子)は抗炎症作用を発揮し、その結果DNAを修復する、細胞状態を良い状態に管理する、元気なミトコンドリアを増やすなど、体を健康に導く長寿遺伝子です。
「カロリー制限(CR)で寿命は伸びるのか?」という研究は、医学界では注目度が高く、様々な研究チームで実施しています。アカゲザルの実験結果では、老化を抑制し老化関連疾患を抑制するという結果がでています。
通常は、栄養バランスの整った食事の、カロリーのみを30~40%制限することで、SIRT1の発現の誘導スイッチをオンにします。レスベラトロールはSIRT1の発現の誘導スイッチをオンにするという発表もあります。
レスベラトロールが、SIRT1の抗炎症作用効果を発揮させ、老化関連疾患を抑制するという期待は大きいといえます。
しかし、ヒトでの長期にわたって摂取した場合の効果は明らかになっていません。
また基本的に安全性が高い物質であると考えらていますが、副作用や他の薬品との相互作用に関しては不明な点が多いといえます。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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メチル化レスベラトロール(プテロスチルベン) | 1ヶ月分¥10,260 |
サプリメントの導入は、ベースサプリメントから
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを五大栄養素といいます。
その中の炭水化物、たんぱく質、脂質は三大栄養素と言い、エネルギーや体の一部になる栄養素です。
ビタミン、ミネラルは微量栄養素といい、ごく少量で三大栄養素の働きをスムーズにする潤滑油のような作用をしています。五大栄養素は体の中でお互い協力しながら働いています。
現代の食生活では、三大栄養素は比較的必要量を摂取できますが、微量栄養素は50年前と現在の食品成分表を比較すると、農作物に含まれる量に大きな隔たりがあり目安量を摂取するのが難しい状況にあります。その上、加工食品や外食で済ませる人も増え、食材を吟味できない食事となる人が増えています。現代の食生活は極めて微量栄養素が不足しやすく、栄養のバランスが崩れやすい状況といえます。
微量栄養素が不足すると、せっかく摂取した三大栄養素が体内できちんと摂取されません。
しかし幸いなことに、微量栄養素の必要量はmg単位ですから、小さなサプリメントで手軽に補うことができ、手軽に栄養のバランスを整えることができるのです。
つまり、五大栄養素の代謝を高めたい方や微量栄養素が不足しがちな方は、まずビタミン、ミネラルをバランスよく配合したサプリメントを取り入れることです。
このサプリメントをベースサプリメントとし、栄養のバランスを整えた後、各人の弱点や悩みに役立つ栄養素を含んだサプリメントを必要に応じて追加するのが良いでしょう。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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マルチビタミン&ミネラル(大小セット) | 1ヶ月分¥7,020 |
健康維持はまず「腸内環境を整えること」
私達の腸内には約100種類、100兆個の細菌が、私達の食べたものをエサにしながらすみ着いています。
健康なときは、腸内環境のバランスがよい状態です。ところが体調不良、食事や環境の変化、ストレス、加齢などの影響で腸内環境のバランスが乱れてきます。
以前は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスで腸内環境が変わると言われていました。
しかし最近では、腸内細菌叢をより細かく分類、解析できるようになり、それぞれの働きや特性に合わせて、私達が食べた物(腸内細菌のエサ)を選択することで腸内環境が整います。腸内細菌叢は1型(バクテロイデス型)、2型(プレボテエラ型)、3型(ルミノコッカス型)と3つに分類できます。
- 1型(バクテロイデス型)は日本人に多い腸内細菌叢です。食物繊維や味噌など発酵食品を日常的に摂取するため、腸内環境のバランスが整っています。
- 2型(プレボテラ型)は野菜や芋類など食物繊維を非常に多く摂取する人の腸内細菌叢です。
- 3型(ルミノコッカス型)は肉や油が多く食物繊維が少ない人の腸内細菌叢です。
1型が理想的な腸内細菌叢だと言われています。
エサとなる野菜やいも類、果物などに含まれる食物繊維の質や量が腸内環境のバランスを整えているのです。
その他に、エサを食べるてくれる菌を体内に取り入れることも大切です。取り入れる菌の候補としては、乳酸菌とビフィズス菌でしょう。
まずは、乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトや乳酸菌飲料などの食品を継続して摂取するのがよいでしょう。
しかし、自分にあったヨーグルトや乳酸菌飲料に出会えてない方は、ビフィズス菌入りのサプリメントをお薦めします。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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ビフィズス菌(乳フリー) | 1ヶ月分¥4,320 |
オメガ3系脂肪酸の補給に
オメガ3系脂肪酸は体内で作ることができず、食べ物から摂らなければならい必須脂肪酸です。
α―リノレン酸、EPA、DHAがあります。α―リノレン酸は、シソ油(エゴマ油)、アマニ油に多く含まれています。
EPA、DHAは、イワシやサバ、マグロなど青魚の魚油に多く含まれています。
現代は食の欧米化に伴い、魚の摂取量が減ったことから摂取不足になりすいといえます。
H26国民健康・栄養調査の結果では、成人で1.7~1.8g、魚の摂取の多い高齢者で1.9g程度です。目標量の2.0~2.2g以上に達していない状況です。
オメガ3系脂肪酸は、主として中性脂肪を低下させる効果があります。
また血液中の中性脂肪を減らす作用だけでなく、中性脂肪を合成する酵素の働きを低下させる作用もあります。
その他に、炎症、アレルギー、発ガンの抑制作用も期待されます。
魚を摂る機会の少ない方、以前より不足しがちなっている方、中性脂肪値が気になる方は、手軽なサプリメントで補給することをお薦めします。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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フィッシュオイルパール(DHA・EPA) | 1ヶ月分¥1,060 |
骨の健康に欠かせないビタミンD
ビタミンDは体の中のカルシウムの働きを調節する脂溶性ビタミンです。
ビタミンDは日光に当たることで皮膚で生成されます。また魚類・卵類・キノコ類を摂取することで体内に取り入れることができます。
体内で肝臓や腎臓で代謝され、活性型ビタミンDとなりはじめて効力を持ちます。
ビタミンDの主な働きは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の形成と成長を促すことです。
ビタミンDはどの食品にも含まれているというわけではなく、魚類・卵・きのこ類に限定されるビタミンです。
H26国民健康・栄養調査の結果では、ビタミンD摂取量が成人で2.5~3μg/日、魚類の摂取量の多い高齢者で3.5μg/日程度です。栄養摂取基準のビタミンD必要量の5.5μg/日に達していない状況です。
魚類、卵類、きのこ類を毎日欠かさず摂取している人は1日の目安量をみたしている可能性がありますが、1種類でも摂取していない人は欠乏状態である可能性があります。もちろん日光に当たる機会の少ない人も欠乏の可能性があります。
つまり、食事のみで1日の必要量を満たすのは難しいビタミンといえるでしょう。
食事での不足分をサプリメントで補うことは、骨の健康を維持するには効果的であり、骨粗鬆症の予防にもつながります。
(使用前に使用上の注意をよく読んでからお使い下さい)
商品名 | 価格 |
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ビタミンD | 2ヶ月分¥1,620 |