平成24年11月24日 第9回IDF-WPR会議に参加しました。
11月24日(土)国立京都国際会館にて、「第9回IDF-WPR会議」市民公開講座・糖尿病シンポジウムin京都第48回日本糖尿病協会近畿地方会・「世界糖尿病デ-」糖尿病対策講座に、当院の糖尿病友の会・弁慶会の方々と参加しました。
市民公開講座の第一部の市民イベントでは、京都大学大学院医学研究科、糖尿病・栄養内科学科ご専門の、稲垣暢也先生に「アジアで激増する糖尿病~その問題と対策~」という演題で、糖尿病の基礎知識と現在のアジア圏の糖尿病問題について講演頂きました。
一般の方は理解しやすく、知識のある方は再確認できる内容でした。
続けて、料理研究家・奈良記念杉本家保存会事務局長の杉本節子さんに「京商家の食文化と健康食とのつながり」について、タレントの立川啓裕さんに「上手に医師とつき合う方法」など、病気があるなしにかかわらず、私達の普段の生活を見直すヒントを頂きました。
第二部の交流イベントでは、「体がよろこぶ健康いきいき体操~続けたくなる糖尿病運動療法のコツ~」と「糖尿病カンバセーション・マップ」と2つの会場に分かれて参加しました。
糖尿病運動療法の会場では、1型糖尿病を患いながらもエアロビクス世界大会優勝経験をお持ちの大村詠一さんに、エアロビクスを取り入れた毎日続けられる運動を紹介頂きました。軽快な音楽に合わせた運動は、ほどよい汗が流れ心も体も軽やかになる時間となりました。
糖尿病カンバセーション・マップの会場では、互いに学び合えるよう6~7人ごとのグループ活動でした。数枚のマップを使用しながら、糖尿病とうまくつき合うための知識・情報がゲーム感覚で得られる新しい学習方法とのことでした。活発な意見交換が行われていたのが印象的でした。
参加者の皆さんは、療養生活を送るにあたっての前向きな目標が持てたのではないかと思います。
国際会館全体が糖尿病に関する情報であふれていた1日でした。古都京都から世界に大きく発信されていたようにも思いました。
管理栄養士 田中