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京都府糖尿病療養指導士(CDE京都)、認定制度がスタート
糖尿病療養指導コラム
糖尿病の治療には、患者さんの自己管理はもちろん重要ですが、さまざまな医療スタッフのサポートも必須です。現在日本糖尿病療法指導士認定機構によって認定された療養指導士(CDE)が、糖尿病患者さんの医療サポーターとして活躍しております。しかし実際は、京都府のCDEは、京都府に在住の糖尿病患者さんに対して足りない状況です。 そこで日本糖尿病協会の支援を受けて、平成25年6月京都府糖尿病療養指導士(CDE京都)認定制度がスタートしました。資格取得・更新の手続きの負担が軽減し、より多くのCDE京都が活躍できるかたちになっています。 早速当院でも、4名のスタッフが資格取得に向けて第1回講習会に参加しました。講習会参加後、認定試験があります。更に患者さんへのサポートが充実するよう、資格取得を通して専門性を深めたいと思っています。(管理栄養士 田中) |
日本糖尿病療養指導士制度について
糖尿病療養指導コラム
日本糖尿病療養指導士をご存知ですか?
その制度や役割について紹介します。
≪日本糖尿病療養指導士とは≫
糖尿病患者さんの療養指導に従事する医療スタッフに、日本糖尿病療養指導士認定機構が与える資格です。一定の経験を有し試験に合格した看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられます。日本糖尿病療養指導士に認定されるということは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。
(日本糖尿病療養指導士認定機構パンフレット, 日本糖尿病療養指導士受験ガイドブック 2007)
≪なぜ療養指導が必要なのでしょう≫
それは、糖尿病が「自己管理する病気」だからです。
糖尿病の治療目標は、良好な血糖コントロールを維持し、合併症の発症、進展を防ぐことです。そのためには、基本となる食事・運動・薬物療法を、患者さん自身が主体的に自己管理しなければなりません。しかし、日常生活でそれを継続していくのは難しいことです。そこで、療養指導士は患者さんの自己管理を援助します。それぞれの職種の専門的立場から、チームで、患者さんの療養生活をサポートします。
≪当院では独自に作成したテキストを使って患者さんをサポートします≫
当院では、初めて糖尿病と指摘された方には、独自に作成したテキストを使用し自己管理に必要な基本的な内容を説明しています。
日常生活での疑問や不安も気軽に相談して頂ける体制を整えております。