炭水化物に注目! 実際に基本となる食事に調整してみましょう。 その3
栄養士・サプリメントアドバイザーコラム
ここで大切なことは、ご飯、果物、牛乳以外は「これくらいの量なんだなぁ・・・」とおおよその目安が 理解できたらOKです。 (詳しい食品ごとの炭水化物量の調整は、来院時に詳しくお話しさせていただいた方が理解できるでしょう。)
どうですか?糖尿病の食事療法をされてきた方は、なんなく理解できたのではないでしょうか?
そして今までの食事との違いが少し確認できたのではないでしょうか?
まず基本となる食事の内容を大まかにでも理解することが、炭水化物にポイントをおいた食事を成功させる鍵となります。
さあ、理解できたら次のステップ!炭水化物の量に注目して、自分好みの食事にアレンジしていきましょう。
炭水化物量=糖質量?
前回お話したように炭水化物は糖質と食物繊維からなっています。
食品の中には、炭水化物といっても糖質量と食物繊維量が同量のような食品もあります。
その時は、やはり炭水化物量だけでなく、食後血糖値を上昇させる糖質量を考えないわけにはいきません。 その時の目安もお伝えしておきます。
[主食以外] [主食]
ご飯 重量の40%
1食に含まれる糖質量 = 20g + もち・パン 重量の50%
ゆで麺・芋類 重量の20%
(大阪大学医学部附属病院内分泌代謝内科 黒田 暁生)
1食分のおおよその糖質量をおさえるのに活用しましょう!