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ドクターコラム VOL.37 続き

ドクターコラム

岩倉だより

< 11月17日>
術後5日目の月曜日からリハビリが再開になった。
すこし当惑している。フィジカルな意味ではない。医師の場合、畑違いの診療科で治療を受けても共通項があるので、同じ村の中という感じになれる。我々の世代はリハビリを学校で習っていない。当惑の由来はその辺からか。

< 11月18日>
股関節に働く筋肉の復習をした。どの動作にはどの筋が大切かなど。
今の図譜はCGなどを利用しているのか、きれい かつ分かりやすいですね。

< 11月19日>
車椅子のことをもう少し知りたくAmazonを検索しました。
選んだ本は光野有次「進化する車椅子パンテーラ」。知りたいことだけが知りたいだけかいてありました。Amazonで一回でビンゴははじめてです。いつも一回では欲しと思う本に当たりませんよね。ラッキー。

< 11月23日>
リハビリの目標をめぐる攻防。
私は両松葉杖は大丈夫なので、片手の松葉杖にレベルをあげて欲しい。PT;術後の日数からみてもう少し様子をみてから。クリニカルパスはバァリアンスばかり。それが医療の現実。今更ことさらに言うこともないか?

< 11月27日>
術後二週経過。リハビリの達成度評価とつぎの目標設定は誰がするべきか?PT?最終的には主治医だろうが、そこまで手が回らない?オーダーメイドにするにはパスはふさわしくない。患者自身の自己評価をもっと尊重すべきと思う。

< 11月28日>
リハビリは理論的にも技法的にも確立されている面が多いこと、患者側でも早期社会復帰などの動機付けが明確であることなどを考えると、目標の設定や到達度評価などにもっとも患者参加し易いと思う。エンパワーメントがもっと必要なのではないか?

< 12月3日>
理学療法についておしえてください。疾患あるいは手術毎に特異的なメニューがあるのですか。それともそれぞれ機能低下した筋力のトレーニングに帰着するのでしょうか。そうであればジムでやっているような方法などもっと能率的な方法があるようにおもうのですが。

< 12月5日>
30日に無事退院できました。
入院生活で欠かせなかったのがiPadでした。3つのメールアドレスの管理、グーグルでの検索、電子ブックのトライなど期待以上でした。ラッキーだったのはiTunesが映画の配信を始めたことでした。毎日映画三昧。あらためて映画が好きだと感じました。

< 12月6日>
入院生活を楽しみました。 一番は村上春樹「1Q84」を読めたことです。
感想。一人称→「アンダーグランド」→三人称。

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