エクササイズとニート No.1
ドクターコラム
今週から週刊で定期に‘私の声’をお伝えすることにしました。
診療の案内、医院行事のお知らせ、病気に関する新しい知識、医療制度・行政に関する意見や
私の身辺雑記など幅広く発信したいと思っております。
第1回は先週の土曜日14日に開催された吉政医院第5回健康教室の報告をしたいと思います。
テーマはメタボリックシンドローム‘メタボ’撲滅のための運動療法でした。
医院のご近所のウエルネスクラブオーク21の 運動指導士2人を講師にお招きしました。
私は‘エクササイズとニート’と題してお話しました。
エクササイズはもちろん英語で運動という意味です。
しかし、一昨年厚生労働省が策定した健康づくりのための運動指針に
おいて、身体活動の量を表す単位として提唱されました。それ以後広く
使われるようになっています。
エクササイズは身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたものです。
(メッツは身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が 1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。)
20分歩くことや10分ジョギングすることが1エクササイズの運動量に当たります。
エクササイズという単位を使うと健康づくりや‘メタボ’対策のための運動量の目標設定が簡単に できるようになりました。その具体例などを次回にお話しします。
また、最近エネルギー消費の形として‘ニート’という身体活動が注目されています。それにもふれたい
と思います。体を動かすことの見方が変わるかもしれませんよ。
続いてオーク21の二人の運動指導士の方にタオルを使ったストレッチとチビボール運動を指導して
いただきました。
40分みっちりのストレッチで運動不足の私としてはちょっときつかったかな?