特定健診・特定保健指導はどこで受けたらよいのですか? No.1
ドクターコラム
テレビや新聞でもよく取り上げられる特定健診(‘メタボ健診’)ですが、「メタボ健診を受けたけど
メタボリックシンドロームでなくて安心した。」「メタボ健診でメタボ予備軍といわれ保健指導を受けるよう
に言われた」など、あまり周りで耳にしないと思われませんか?
まだ受診者が少ないためです。
その原因の一つがどこで受けたらよいかわからない人が多いためと思われます。
実はまだ決まっていないこともあるのですが、京都市を例にとって説明したいと思います。
どの医療保険に加入しているかで変わります。
京都市国民健康保険に加入されておられる方は原則昨年までの京都市基本健診と同じです。
近隣の小学校などで行われる集団検診と個別の診療所で受けられます。
市から届いた案内に特定健診・特定保健指導を受託している診療所のリストが掲載されています。
健康保険組合、共済組合、政府管掌保健に加入されている被保険者(保健の本人)の方は
今までどおり会社や事業所の健診がメタボ健診も兼ねます。
問題はそれらの被扶養者(会社員や公務員の奥様や家族)の方がどこで受診できるかです。
まだ決めていない保険者が多いと思います。府医師会としては京都市国民健康保険に加入されて
いる方と同じように受診できる方向で調整中です。大切な健診ですので決まり次第受診していただき
たいと思い、このコラムを通してお知らせいたしました。
来週14日(月)から17日(木)までは祗園祭りのため臨時休診させていただきます。院長コラムも来週は
休載となります。
吉政医院のある中京区橋弁慶町は山鉾町で、橋弁慶山の町家があります。
当医院も今年から橋弁慶山保存会の会員になっています。