橋弁慶山の祇園祭
ドクターコラム
一週遅れになりましたが、今年の橋弁慶山の祇園祭をレポートしたいと思います。
医院のある橋弁慶町は鉾町で、橋弁慶山をお祀りしています。
橋弁慶山は弁慶と牛若丸の勇壮な立像で有名です。弁慶と牛若丸の五条橋での出会いを描いています。
開院二周年に当たる今年、初めて町内会の人と行事に参加しました。
行司役の方を始め皆様にいろいろ教えていただきました。
14日の山建てでは弁慶と牛若丸の人形の組み立てを手伝いました。
お人形は組み立てたまま保存されていると思っていたのですが、全部部分に分けて毎年保管されています。
山建てはお人形の組み立てから始まり、襦袢や着物の着付けを一つ一つ行っていきます。
写真のように鎧も着付けます。
マニュアルがあるのかと思っていましたが、順番を写した古いポラロイドの写真があるだけで、町内の方の経験だけが頼りです。
山建ての後、町内をめぐる曳き初めが残っているのは橋弁慶山だけで、観光客が多く集まっていました。
町家の二階で観光客のカメラの被写体の1部になるのは初めての経験で、気持ちのいいものでした。
15日は町家の留守番の当番で、関係者以外の方が中にはいるのをお断りなどする役割です。
町の浴衣が今年新調され、大人になって初めて浴衣を着ました。
また、山のいわれなど見物の皆さんに説明することも求められます。観光客の一人の方が「確かこの山には国の重要文化財があるはずだがどこにあるのか」と聞かれました。私にわかるはずもなくごまかしましたが、後で聞くと前の弁慶の鎧がそうで現在は京都国立博物館に所蔵されているそうです。観光客恐るべしです。
夜は娘が粽や弁慶の力縄などの販売を手伝いました。
お祭りの好きな方は声をかけていただければ医院の関係者ということで来年から粽売りに参加していただけ
ます。来年は巡行のお供をしようと思っています。