新年あけましておめでとうございます
ドクターコラム
新年あけましておめでとうございます。
家族の年賀状には毎年その時の気持ちにふさわしい俳句を引用する習わしです。
今年は次の句を選びました。
元旦二日京のすみずみ霞けり (蕪村、元明三年)
今年の正月はこのように暖かではありませんでしたが、今年一年の皆様のご健勝をお祈りいたします。
ちなみに、開院一年目の一昨年は次の句を使わせていただきました。
行く年や猫うづくまる膝の上 (漱石、明治31年)
昨年も漱石で、
詩を書かん君墨を磨け今朝の春 (漱石、明治33年)
院長コラムの連載を始めて半年がたちました。
私たちは学会やいろいろな研究会さらに‘同僚’たちからの情報収集、意見交換などに
より糖尿病などの最新知識などを吸収できます。しかしその多くはインプットしたままで
終わることが多いのです。
一方、皆様にアクセスできる医療情報はテレビ、新聞などメディアを通したものや
一般向けの医学書などと思われます。それらはあるひとつの観点から取り上げられがちで
偏ったものであったり、標準的であろうとして内容が古かったりまたは薄められたもので
ある傾向があります。
そのギャップを埋めるため私の中に‘落とし込んだ’ものをアウトプットしたいと考え
このコラムを始めました。
これが皆様の健康行動の改善につながることを目指しています。
今年もご愛読の程お願い申し上げます。