平成29年7月京都市立病院のフットケア外来に研修に行きました。
糖尿病療養指導コラム
平成29年7月京都市立病院のフットケア外来に研修に行きました。
京都市立病院看護部のご好意で、平成29年7月に4名の看護師がフットケア外来で1日研修をさせていただきました。
糖尿病看護におけるフットケアの目的は、「足病変の発生を予防する」(糖尿病看護,フットケア技術,第3版,日本看護協会出版社会.)ことにあります。
そこで、フットケアの実際を知ることを目的に研修させていただきました。
フットケア外来の担当者は、糖尿病認定看護師であり、JTFA(日本トータルフットマネージメント協会)認定フットケアスペシャリストです。
その方に講師をしていただきました。
フットケアを提供する手順としては、
まず、患者さんと共に足の健康を保つために、患者さんのフットケアの考え方や要望を聞き、説明と確認していくことから始まります。
そして、足病変を評価するために足の観察ポイントとその方法を説明して頂きました。
これにより、患者さんに添ったフットケアの方向性が決定されフットケアが実践されます。
足の処置では、患者さんの足浴を行い爪切り・うおの目やたこ、巻き爪などそれぞれの処置を見学させていただきました。
リラックスできる環境の中で整った設備で、患者さんとコミュニケーションを図りながらフットケアを実践している様子を見学することができました。
フットケア用品の使い方と後片付けまでの一連の説明も受けてフットケアに対する理解も深まりました。
また、研修看護師同士でフットケアケア用品を使った体験と実施を行いました。
そして、講師である看護師からもケアを受けました。
足をきれいにしてもらえる気持ちよさと医療者からケアを受ける安心感を実感しました。
当院は、フットケアの体制が整っていません。
今回の研修を機会に、少しでもフットケアに対するレベルアップをしていきたいと思いました。
最後になりましたが、フットケア研修を受け入れて下さった看護部、きめ細かい指導を提供してくださった講師に感謝致します。
看護師 大見